アカデミー賞にもノミニーされている映画「Hurt Locker」を観ました。
最近DVDを観ながらよく寝てしまう私。
同じくオスカーノミニーの「Inglourious Basterds」も途中で寝てしまった。。。
タランティーノの映画なのに。。。
この映画も寝ちゃうのかしら。。。と思っていたらなんの、なんの。
とにかくすごい映画でした!!
舞台は、戦争中のイラクはバグダッド。
そこで働く爆弾処理班の男達のお話です。
監督はPoint Break(邦題は「ハートブルー」)を撮ったキャサリンビグロー。
女性です。
この映画は女性が撮ったとは思えないほど映像がすごい!!
この監督はかなり男前だね!
絶対金○ついてるよ!
もちろんオスカーの監督賞にノミニーされてるわけですが、ライバルのジェームズキャメロンは元だんなだそう。
過去のアカデミー賞で女性の監督が監督賞を取ったことがないそうです。
いやー、是非ビグロー女史にオスカーをとって貰いたいわ。
そして是非作品賞も!!
有名な役者がチョイ役で何人かでてきますが、主役はJeremy Rennerというあまり知られてない役者。
はっきりいって全然格好よくないけど、この役にぴったりです!
演技もうまいんだけど、声がいい!
声がいい役者って得ですね。
説得力がある!!
ばたばたと人が死んでいく戦争の現実を、監督は嫌が上にも観客に見せ付けてきます。
何が心に突き刺さるって、今までは戦争映画といえば、ベトナムとか、第二次とか、終わった戦争の話だったわけでしょ。
でもイラクの戦争は今も続行中という事実。
そして今でもこうして死と隣り合わせに戦っている人間がいるという事実。
戦争映画って涙なしには観れないものが多いけど、この作品はただただ息をのみ、手を握り締め、画面を食い入るように見つめるだけ。
骨太なテーマを女性監督がバグダットの砂漠のようにドライに描いています。
重い映画ですが、かなりお薦めです!!
おまけ
家族でこの映画について話していた時。(もちろん日本語)
長女に「お母さんがハートロッカーていうから”Heart Locker”だと思ったら”Hurt Locker”なんだ!」といわれた。
「お母さんその2つの発音の違いが良く分からないのよ」て言ったら「え、分からないの?全然違うのに!」と言われてしまった。。。
お母さん、何年アメリカに住んでもよく分からないんです。。くすん。